East Asian Journal / はじめての方へ

漢字を知るとは
どういうことでしょうか。

形を見分け、言葉の中で読み、何も見ずに書く。
漢検では、こうした力が段階的に問われます。

漢検(日本漢字能力検定)は、日本語の漢字に関する知識と運用能力を測る検定です。10級から1級までの間に準2級と準1級があり、全部で12の級に分かれています。数字が小さくなるほど、出題範囲が広がり、求められる力も高度になります。漢検について ↗

自分に合ったところから

年齢と受検級は別のものです。

学校の学年は、出題内容の目安を示すものです。大人や日本語を母語としない学習者も、どの級からでも受検できます。下の級に合格している必要はありません。受検資格に関する公式案内 ↗

漢検の級と出題範囲

12の級。漢字数は累積です。

各級の漢字数には、それより下の級で学ぶ漢字も含まれます。「240」は9級までの出題範囲全体を示し、10級に加えて240字を新たに学ぶという意味ではありません。

公式の対象漢字数と学習段階の目安
漢検の級対象漢字数学習段階の目安
10級80小学校1年生修了程度
9級240小学校2年生修了程度
8級440小学校3年生修了程度
7級642小学校4年生修了程度
6級835小学校5年生修了程度
5級1,026小学校6年生修了程度
4級1,339中学校在学程度
3級1,623中学校卒業程度
準2級1,951高校在学程度
2級2,136高校卒業・大学・一般程度
準1級≈3,000大学・一般程度
1級≈6,000大学・一般程度

出典:2026年度の漢検公式案内。英語版の学習段階の表現は公式表記を翻訳したものです。準1級と1級はいずれも「大学・一般程度」ですが、すべての大学卒業者がこれらの級に相当する漢字力を身につけているという意味ではありません。

漢検の級とEAJのコレクションはどう対応しますか。

EAJの一覧では、初めて登場する字形を数えています。小学1~6年生のコレクションは小学校の学年別配当に従います。EAJ独自に選んだ中学1~3年生(Grade 7~9)のコレクションで、常用漢字2,136字をすべて収録します。中学3年生(Grade 9)には、全字をそろえるためにEAJが選定した80字も含まれます。これは当サイト独自の学習順序であり、国が定めた中学校の学年別配当でも、漢検の各級との対応表でもありません。

準1級のパートA~Cでは、未収録の字形を849字追加しています。1級のパートA~Iでは、さらに2,651字を追加しています。累計は準1級までで2,985字、1級までで5,636字です。これらは重複を除いて照合した見出し字の数であり、検定の出題範囲として示される概数とは数え方が異なります。パートA~IはEAJ独自の区分です。

中学3年生(Grade 9)までのコレクションを終えても、4級から2級では、すでに学んだ字形について別の読みや語彙、書き取りなどが問われます。カードをすべて終えることは、検定の合格を意味しません。収録方法と出典を見る ↗

漢字数だけでは測れないこと

幅広さだけでなく、理解の深さも大切です。

カードを見て漢字を判別できることと、適切な表記を選んだり、お手本を見ずに書いたりできることは別の力です。漢検では語彙・熟語・四字熟語も問われ、上位級では古典的文章や異なる字体への理解も必要になります。上級の学習は、読み書きの力を深く養う取り組みです。公式の出題範囲 ↗

上位級の難易度はどのくらいですか。

実際の受検者の結果を見ると、難易度を捉える手掛かりになります。協会が公表した2026年度第1回の結果は次のとおりです。

実受検者数と合格者数 · 2026年度第1回
級実受検者数合格者数合格率
2級27,9698,33729.8%
準1級4,14398323.7%
1級863778.9%

ここに示す合格率は、年齢や学習経験の異なる人々のうち、実際にその級を受検した人に対する割合です。日本の成人全体のうち何割が合格できるのか、資格保有者が人口の中でどれほど少ないのか、あなた自身の合格可能性がどれほどかを示すものではありません。合格率は検定回によって変わります。

公式の検定結果 · 2026年9月2日確定、2026年10月1日公表。人口全体におけるパーセンタイルは推定していません。

漢検と日本語能力試験(JLPT)は同じですか。

日本語能力試験(JLPT)は、日本語を母語としない人を対象に、日本語の知識、読解、聴解をN5からN1までの段階で測ります。一方、漢検は書き取りを含む漢字の知識と運用能力に重点を置いています。問われる力が異なるため、一方の成績を他方の級に換算することはできません。目的に合った試験を選びましょう。

JLPTで測る力について ↗