データ短報

2026年のアジア

国・地域単位の50件について、2026年央の人口推計と言語指標136件を示します。言語指標のうち129件はCLDR、7件は出典を明示した補足資料によるものです。言語指標の調査年と定義はそれぞれ異なります。

  • East Asian Journal編集部
  • 公開:2026-07-31 · 改訂:2026-10-18
  • 50件
  • 出典付きデータ136件
  • 読了目安:5分
湾曲した地平線上に積み重なる形で人口密度を抽象的に表現した図。二つの形がほかより際立って高くなっています
図版

要点

2026年のアジアは、単一言語だけを使用する国々の集まりではありません。人口は中国とインドに集中し、この2か国でアジア全体の約5分の3を占めています。一方、ここに掲載した国々の大半では、日常的に複数の言語が使われています。

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日本の人口は何人でしょう?

国連『World Population Prospects 2024』、特集「2026年のアジア」より ↗全50項目を開く ↗

人口上位12項目 2026年半ばの人口推計(単位:百万人)。えんじ色は東アジアとロシア。
  1. インド 1,476.6M
  2. 中国 1,412.9M
  3. インドネシア 287.9M
  4. パキスタン 259.3M
  5. バングラデシュ 177.8M
  6. ロシア 143.4M
  7. 日本 122.4M
  8. フィリピン 117.7M
  9. ベトナム 102.2M
  10. イラン 93.2M
  11. トルコ 87.9M
  12. タイ 71.6M

インドと中国の人口は、掲載した全50件の人口合計の約58%を占めます。以下に全データ表を示します。

人口は、国連による2026年央の人口推計の同一系列を用いています。一方、言語データの測定時期と定義はそれぞれ異なります。CLDRは言語を実用的に使える人口の概数を提供しています。補足資料のデータには、自己評価による習熟度、話す能力と読み書き能力を合わせた指標、過去の言語別割合などが含まれます。これらを同じ能力の指標と見なして順位付けすることはできません。†印の付いた各データの出典注記で、測定年と定義を確認してください。

言語データの出典。 全136件のうち129件はUnicode CLDR 49から取得しています。国・地域ごとに別々の出典を寄せ集めるのではなく、共通の基盤として用いるためです。ただし、CLDRの数値自体は概算値であり、基礎資料の年代や調査方法も異なります。したがって、共通のデータ基盤ではあっても、統一された測定結果ではありません。残りの7件には†を付し、出典の詳細表示に発行元、測定時期、定義、比較上の制約を記しています。推計値は≈または<0.1%などの上限を示す形で表示し、数値を丸めています。2026年という年次は人口に適用されるもので、言語に関する観測値の年次ではありません。

撤回したデータ。 2026年8月1日の外部による出典監査で、引用資料から数値を裏付けられないか、この種の短報に用いるには根拠が弱すぎる言語データが、さらに12件見つかりました。数値を言い換えて残すのではなく削除し、該当する韓国・北朝鮮、パレスチナ、湾岸4カ国の項目には、共通基盤の数値だけを表示しています。2026年10月18日にはさらに2件を撤回しました。モルディブにおけるバングラデシュ国籍者の割合から推定したベンガル語の使用割合と、イエメン・オマーン両国にまたがる話者数から推定したイエメンだけのメフリ語の使用割合です。いずれも、引用元は表示していた言語使用割合を測定していませんでした。変更内容は訂正履歴に記録しています。

東アジア・ロシア

7件 · 2026年央の人口、中位推計
言語の使用状況(推計)
中国 1,412.9M 中国語/官話(マンダリン) ≈90% · 呉語 ≈6% · 広東語 ≈5%
ロシア 143.4M ロシア語 ≈99% · 英語 ≈4% · タタール語 ≈2%
日本 122.4M 日本語 ≈95% · 英語 ≈10% 日本:英語 ≈10% Terasawa、Asian Englishes(2023年オンライン公開) | データ:EASS 2008年・2018年、AsiaBarometer 2003~2008年 | 指標:全国標本調査において英語能力を「fair(中程度)」以上と自己評価した人の割合 | 実際に観察された流暢さを示すものではなく、CLDRとも比較できません。 doi.org/10.1080/13488678.2023.2191410 · 琉球諸語 ≈0.8%
韓国 51.6M 韓国語 ≈100% · 英語 ≈20% 韓国:英語 ≈20% Terasawa、Asian Englishes(2023年オンライン公開) | データ:EASS 2008年・2018年、AsiaBarometer 2003~2008年 | 指標:全国標本調査において英語能力を「fair(中程度)」以上と自己評価した人の割合 | 実際に観察された流暢さを示すものではなく、CLDRとも比較できません。 doi.org/10.1080/13488678.2023.2191410
北朝鮮 26.6M 朝鮮語 ≈88%
台湾 23.0M 標準中国語 ≈95% · 台湾語/閩南語 ≈57% · 客家語 ≈11%
モンゴル 3.6M モンゴル語 ≈93% · カザフ語 ≈7% · 中国語 ≈1%

東南アジア

11件 · 2026年央の人口、中位推計
言語の使用状況(推計)
インドネシア 287.9M インドネシア語 ≈64% · ジャワ語 ≈34% · スンダ語 ≈12%
フィリピン 117.7M 英語 ≈64% · フィリピノ語 ≈60% · セブアノ語 ≈24%
ベトナム 102.2M ベトナム語 ≈86% · フモン語 ≈1.4% · 中国語 ≈1.1%
タイ 71.6M タイ語 ≈80% · 英語 ≈27% · イーサーン語 ≈24%
ミャンマー 55.2M ビルマ語 ≈64% · シャン語 ≈6% · カチン語 ≈2%
マレーシア 36.4M マレー語 ≈75% · 英語 ≈21% · 中国語 ≈17%
カンボジア 18.1M クメール語 ≈89% · 西チャム語 ≈1.6% · クイ語 ≈0.1%
ラオス 8.0M ラオ語 ≈69% · クム語 ≈6% · フモン語 ≈3%
シンガポール 5.9M 英語 ≈80% · 中国語 ≈62% · マレー語 ≈19%
東ティモール 1.4M テトゥン語 ≈92% 東ティモール:テトゥン語 ≈92% 東ティモールGDS/UNICEF/UNFPA、Census 2015、Education Monograph Table 4.1 | 5歳以上。話す・読む・書くのいずれもできない人の割合を100%から差し引いた値で、読むことだけができる人も含みます | 話す能力だけ、または日常的な使用の割合を示すものではなく、CLDRとも比較できません。 www.unicef.org/timorleste/media/2211/file/Education%20Monograph… · インドネシア語 ≈62% 東ティモール:インドネシア語 ≈62% 東ティモールGDS/UNICEF/UNFPA、Census 2015、Education Monograph Table 4.1 | 5歳以上。話す・読む・書くのいずれもできない人の割合を100%から差し引いた値で、読むことだけができる人も含みます | 話す能力だけ、または日常的な使用の割合を示すものではなく、CLDRとも比較できません。 www.unicef.org/timorleste/media/2211/file/Education%20Monograph… · ポルトガル語 ≈61% 東ティモール:ポルトガル語 ≈61% 東ティモールGDS/UNICEF/UNFPA、Census 2015、Education Monograph Table 4.1 | 5歳以上。話す・読む・書くのいずれもできない人の割合を100%から差し引いた値で、読むことだけができる人も含みます | 話す能力だけ、または日常的な使用の割合を示すものではなく、CLDRとも比較できません。 www.unicef.org/timorleste/media/2211/file/Education%20Monograph…
ブルネイ 0.47M マレー語 ≈93% · 中国語 ≈11% · 英語 ≈2%

南アジア

8件 · 2026年央の人口、中位推計
言語の使用状況(推計)
インド 1,476.6M ヒンディー語 ≈41% · 英語 ≈19% · ベンガル語 ≈8%
パキスタン 259.3M ウルドゥー語 ≈95% · パンジャーブ語 ≈70% · 英語 ≈50%
バングラデシュ 177.8M ベンガル語 ≈98% · 英語 ≈18% · ランプリ語 ≈7%
アフガニスタン 45.0M ペルシア語/ダリー語 ≈50% · パシュトー語 ≈43% · ハザラギ語 ≈6%
ネパール 29.6M ネパール語 ≈44% · マイティリー語 ≈11% · ボージュプリー語 ≈7%
スリランカ 23.3M シンハラ語 ≈68% · タミル語 ≈15% · 英語 ≈10%
ブータン 0.80M ゾンカ語 ≈47% · ネパール語 ≈17% · ツァンラ語 ≈15%
モルディブ 0.53M ディベヒ語 ≈98% · 英語 ≈75%

中央アジア・コーカサス

8件 · 2026年央の人口、中位推計
言語の使用状況(推計)
ウズベキスタン 37.7M ウズベク語 ≈85% · ロシア語 ≈14% · カラカルパク語 ≈2%
カザフスタン 21.1M ロシア語 ≈72% · カザフ語 ≈64% · 英語 ≈15%
タジキスタン 11.0M タジク語 ≈100% · ロシア語 ≈12% · ウズベク語 ≈12% タジキスタン:ウズベク語 ≈12% CIA World Factbook(アーカイブ再掲載版) | 推計:2010年。報告された言語に占めるウズベク語の割合11.9% | 基礎となる調査票や第二言語の算入方法は明記されておらず、自己評価による習熟度やCLDRとは比較できません。 openfactbook.org/countries/tajikistan
アゼルバイジャン 10.5M アゼルバイジャン語 ≈89% · タリシュ語 ≈10% · クルド語 <1%
トルクメニスタン 7.7M トルクメン語 ≈70% · ロシア語 ≈12% · ウズベク語 ≈9%
キルギス 7.4M キルギス語 ≈48% · ロシア語 ≈36% · ウズベク語 ≈14% キルギス:ウズベク語 ≈14% CIA World Factbook(アーカイブ再掲載版) | 推計:2009年。報告された言語に占めるウズベク語の割合14.4% | 基礎となる調査票や第二言語の算入方法は明記されておらず、自己評価による習熟度やCLDRとは比較できません。 openfactbook.org/countries/kyrgyzstan
ジョージア 3.8M ジョージア語 ≈86% · メグレル語 ≈11% · ロシア語 ≈9%
アルメニア 2.9M アルメニア語 ≈99% · ロシア語 ≈65% · クルド語 ≈3%

西アジアI

10件 · 2026年央の人口、中位推計
言語の使用状況(推計)
イラン 93.2M ペルシア語 ≈75% · アゼルバイジャン語 ≈24% · マーザンダラーン語 ≈5%
トルコ 87.9M トルコ語 ≈93% · 英語 ≈17% · クルド語 ≈6%
イラク 48.0M アラビア語 ≈68% · 英語 ≈35% · クルド語 ≈12%
イエメン 43.0M アラビア語 ≈74% · 英語 ≈9%
サウジアラビア 35.2M アラビア語 ≈100%
シリア 26.5M アラビア語 ≈85% · クルド語 ≈8% · フランス語 ≈6%
ヨルダン 11.6M アラビア語 ≈100% · 英語 ≈45% · アディゲ語 ≈1%
イスラエル 9.6M ヘブライ語 ≈100% · 英語 ≈85% · アラビア語 ≈20%
レバノン 5.9M アラビア語 ≈100% · 英語 ≈40% · フランス語 ≈38%
パレスチナ 5.7M アラビア語 ≈100%

西アジアII・湾岸地域

6件 · 2026年央の人口、中位推計
言語の使用状況(推計)
アラブ首長国連邦 11.6M アラビア語 ≈78% · 英語 ≈50% · マラヤーラム語 ≈7%
オマーン 5.7M アラビア語 ≈81% · バローチー語 ≈5% · ペルシア語 ≈1%
クウェート 5.1M アラビア語 ≈100%
カタール 3.2M アラビア語 ≈89% · ペルシア語 ≈11%
バーレーン 1.7M アラビア語 ≈87%
キプロス 1.38M ギリシャ語 ≈95% · 英語 ≈73% · トルコ語 ≈23%

具体例:ポルトガル語のデータ。 東ティモールの2015年国勢調査に基づくEducation Monograph, Table 4.1では、5歳以上のうち39.3%がポルトガル語を話すことも、読むことも、書くこともできないと記録されています。100%からこれを差し引くと60.7%となり、表では約61%と表示しています。この中には、読むことだけができる24.5%も含まれます。これは申告された何らかの言語能力がある人の割合であり、ポルトガル語を話せる人の割合ではありません。英語の習熟度に関する推計とも直接比較できません。

表の見方

  • 各地域内では、人口の多い順に並べています。
  • 地域区分は編集上のものです。台湾とロシア全域を意図的に含めています。
  • 言語指標は定義と測定年が異なります。自己申告による能力を示すものもあれば、言語別の割合や、話す・読む・書くのいずれかができる割合を示すものもあります。統一的な習熟度試験の結果でも、母語の順位でもありません。
  • †は、CLDRの共通データ基盤ではなく、補足資料に基づくデータを示します。
  • 数値は読みやすさのために丸めて表示しており、そのまま計算に用いることを想定していません。

全データ表をダウンロード(CSV) 136行。言語データ1件につき1行で、国・地域、人口、出典名を記載しています。

資金提供と利益相反

本短報は、外部からの資金提供、委託、協賛を受けずに制作しました。本文に登場する組織および引用資料の発行元は、いずれも公開前の原稿を確認しておらず、East Asian Journalとの関係もありません。アフィリエイトリンクは含みません。本誌の一般的な方針は情報開示ページに掲載しています。

出典

  1. 国連経済社会局(UN DESA)、World Population Prospects 2024、2026年央の中位推計。 population.un.org/wpp
  2. Unicode CLDR 49、地域と言語に関する情報。全136件の言語データのうち129件に用いた共通データ基盤。 unicode.org/cldr
  3. †を付した7件の補足資料。CLDRに利用可能なデータがない場合に使用し、各出典を明示しています。

誤りを見つけた場合は、黙って書き換えるのではなく、訂正ページで訂正内容を公開しています。